3月27日(日)にノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生が理事長をつとめる公益財団法人大隅基礎科学創成財団が主催する「第5回 小中高生と最先端研究者とのふれ合いの集い」が開催されました。
理科教育学教室の中西研究室はこのイベントに協力し、教員と5名の大学院生・学部生(田畑裕風、松田大哉、伊藤勇希、三部航介、亀井美玖)が「クイズに挑戦 目指せ!アサガオ博士」をテーマに科学の実験・体験ブースを出展しました。
子どもたちに馴染みの深いアサガオを改めて科学的に捉えることで、子どもたちの探究の芽を育てることを目指し、小学生から高校生まで楽しめるよう、学生が分類編、環境応答編、形態・生体防御編、遺伝子編、と分担して、それぞれ入門・初級・中級・上級レベルのクイズとその解説を考え、ポスター等を準備しました。
また、数週間前からナショナルバイオリソースセンター アサガオ代表機関(九州大学仁田坂英二研究室から取り寄せ、イベント当日の15-17時に花が見ごろとなるよう栽培条件を調整した様々な系統の開花個体や、芽生えなども展示しました。
平成28年度に「小学校第5学年「アサガオのたんじょう」の導入に向けて~植物の「発生」を理解するための新単元の提案とその課題~」のタイトルで修士論文を提出した野村玲子先生(東京都小学校教員)も駆けつけ、アサガオの胚発生について子どもたちに指導してくださいました。
イベントの来場者は児童生徒とその保護者、教育関係者合わせて98名、2時間の触れ合いタイムは、常に子どもたちやその保護者で賑わい、時間が足りないくらいでした。ブース参加者は、プレゼントの変わり咲のアサガオの種子を喜んで持って帰っていました。
イベント終了時には、大隅先生や財団理事の飯田秀利先生(本学名誉教授)と一緒に記念撮影を行いました。
