堂本華凛さん、菊池初実さん、青山弘幸さんが第28回大気化学討論会(2023)において学生優秀発表賞を受賞

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28回大気化学討論会(2023)で、本学の広域自然科学講座環境科学分野の中野幸夫教授の研究室に所属する学生である堂本華凛さん(修士課程教育支援協働実践開発専攻教育AI研究プログラム2年)、菊池初実さん(修士課程教育支援協働実践開発専攻教育AI研究プログラム1年)、青山弘幸さん(中等教育教員養成課程理科専攻4年)が学生優秀発表賞を受賞されました。

学生優秀発表賞は、第28回大気化学討論会(2023)において全34件の学生発表があった内、6名の学生に受賞されました。その6名の内の3名が東京学芸大学の修士学部の学生であるという快挙を成し遂げました。

上記3名が発表した研究の内容ですが、堂本さんは「赤外・紫外吸収スペクトル測定と分子軌道計算の結果を用いたCF2HIの地球温暖化係数の決定」、青山さんは「赤外分光法と分子軌道計算および相対速度法を用いた2-フルオロプロパンの地球温暖化係数の決定」というタイトルでの発表を行いました。この両名の研究ですが、地球温暖化対策につながる次世代フロン候補の選定に必要となる各物質の化学的な性質を実験により測定することで評価を行ったという内容でした。また、菊池さんは「ACE-FTS観測データを用いた成層圏水蒸気量増大へのメタン酸化寄与に対する季節・緯度・高度依存性の検討」というタイトルでの発表を行いました。菊池さんの研究ですが、地球温暖化を進行させる成層圏水蒸気量増大の要因のうち、人間活動による影響が主と考えられる領域の推定のため、人工衛星による観測データを用いた解析を行ったという内容でした。

以下に、第28回大気化学討論会(2023)の学生優秀発表賞について書かれているWebページへのリンクを記します。

https://jpsac.org/activity/prize/

堂本華凛さん、菊池初実さん、青山弘幸さんが第28回大気化学討論会(2023)において学生優秀発表賞を受賞
堂本華凛さん、菊池初実さん、青山弘幸さんが第28回大気化学討論会(2023)において学生優秀発表賞を受賞