アマチュア無線クラブが、2024年に開催された2つの地方大会で団体優勝

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東京学芸⼤学アマチュア無線クラブは、今年7⽉15 ⽇(⽉・祝)に開催された、第28回ALL滋賀コンテスト(⼀般社団法⼈⽇本アマチュア無線連盟滋賀県⽀部主催)に出場し、県外局マルチオペ・マルチバンド電信種目で、全国第1位に⼊賞いたしました。(10⽉2⽇結果発表、11月17日付表彰) また、6月1日(土)に出場した、第53回オール神奈川コンテスト(⼀般社団法⼈⽇本アマチュア無線連盟神奈川県⽀部主催)においても、県外電信 マルチオペ・オールバンド種目で、全国第1位に入賞いたしました。(7月13日結果発表、11月30日付表彰)

アマチュア無線では、定められた時間内の交信数の多さなどに基づく得点を競う「コンテスト」(競技会)が、年間を通じて開催されています。アマチュア無線の電波は全国に届きますので、各都道府県単位で開催される地方コンテストでは、当該都道府県内から出場する地元の局を対象とした種目と、当該都道府県外の遠隔地から出場する局を対象とした種目とに大別されており、それぞれさらに、個人(シングルオペ)/団体(マルチオペ)の種目別、単一周波数帯使用(シングルバンド)/複数周波数帯使用(マルチバンドまたはオールバンド)の種目別、電話(音声通信)/電信(モールス符号通信)/電信電話(両方)の種目別に分かれています。このほど東京学芸大学アマチュア無線クラブが入賞した2つのコンテストは、いずれも県外・団体・複数周波数帯使用・電信(モールス符号通信)による種目に出場していました。

19世紀以来の歴史があるモールス符号の通信は、聞き取りと送信の両方に熟練を必要とします。現在の業務⽤通信ではモールス符号はほとんど使われなくなりましたが、アマチュア無線では愛好家が今なお多く、後世に伝えるべき技能として、ユネスコの無形⽂化遺産への登録を⽬指す動きもあります。東京学芸大学アマチュア無線クラブでも、モールス通信に興味をもつ部員が日々訓練を重ねています。そのような技能専門性の高い種目において、団体優勝を果たしたことは、快挙といえます。

オール神奈川コンテストについては、11月30日(土)に神奈川県相模原市において開催された表彰式において、部員の石川幹大さん(A類理科選修3年)が部を代表して、賞状を受け取りました。(写真)

アマチュア無線クラブが、2024年に開催された2つの地方大会で団体優勝
アマチュア無線クラブが、2024年に開催された2つの地方大会で団体優勝