ダイバーシティ・インクルージョンとは、人々がお互いの多様性を受け入れ、それぞれの個性を発揮して活躍できる社会の実現を目指す考え方をいいます。
東京学芸大学では、2024年12月1日にダイバーシティ・インクルージョン宣言を行うとともに、ダイバーシティ・インクルージョン推進本部を設置し、この考え方を今まで以上に推進していくこととしました。
皆様のご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。
東京学芸大学 ダイバーシティ・インクルージョン宣言
「東京学芸大学は、多様性を活かしたインクルーシブな大学づくりを目指します」
東京学芸大学は、教育と研究を通して社会に貢献し、持続可能な未来を創造することを目的とする教員養成大学として、多様性(Diversity)と公平・公正性(Equity)、包摂性(Inclusion)、子どもの権利の擁護を推進します。
東京学芸大学は、わが国の男女共同参画基本計画、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進、ならびに子どもの権利条約に即して、国籍や文化的背景、ジェンダー、障害・疾病の有無、年齢、宗教、信条、経済的状況などの多様な特性を持つ全ての人々を包摂し、公平・公正性を保障するとともに、子どもの権利を尊重します。
これにより、大学と附属学校園の全ての構成員が安全・安心な環境で共に成長できる大学づくりと、共生社会の実現を目指すことを宣言します。
基本方針
1 多様性の尊重:国籍や文化的背景、ジェンダー、障害・疾病の有無、年齢、宗教、信条、経済的状況など、多様な背景を持つ全ての人々を尊重し、共に生きる姿勢を育みます。
2 公平・公正性の保障:大学の全ての構成員が学び成長するために、個に応じた支援を行い、皆が公平に機会や情報を得られる環境を常に考え保障します。
3 包摂性の推進:大学の全ての活動において、多様性を受け入れるだけでなく、一人ひとりが個性を発揮しながらお互いを尊重し認め合い、誇りを持って活躍できる機会と環境を提供します。
4 子どもの権利の擁護:子どもの権利を擁護し、自発的で主体的な学びや育ちを支援します。また、子どもの命を守り、安全・安心な学校づくりを行います。
2024年12月1日
国立大学法人東京学芸大学
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学長メッセージ
本学は、学芸諸般の教育研究活動を通じて有為の教育者を養成するとともに、人権を尊重し、すべての人々が共生する社会の建設と世界平和の実現に貢献することを目指しております。その使命を果たすためには、差別や偏見がなく誰もが公平・公正に尊重される環境を整えることが不可欠です。そこで本学が、真に多様性を尊重し、全ての人々が輝ける場所となるよう、2024 年12月に「ダイバーシティ・インクルージョン宣言」を発出しました。この宣言のもと、本学はこれまで以上に、未来に向けての新しい学びを創造し続けます。また、多様な背景を持つ全ての人々ならびに子どもの権利を尊重し、公平・公正でインクルーシブな教育研究活動及び職場環境を提供することで、全ての学生、附属学校園の幼児、児童生徒、教職員が、伸び伸びとその個性を発揮し、共に成長できる大学を目指しています。
東京学芸大学長 國分 充
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本部長メッセージ
人は誰しも限りない可能性を持っています。そのため本学で学ぶ学生、附属学校園の幼児、児童生徒、教職員の誰もがダイバーシティを自分ごととして理解し、お互いを尊重し合いながら、誰も取り残さない社会を目指すことが必要です。新たに設立されたダイバーシティ・インクルージョン推進本部は、これまでの男女共同参画推進本部や、学生支援センター、国際交流/留学生センター、学生課、附属学校の取り組みを統合した組織です。この本部では、ダイバーシティ・インクルージョン宣言のもと、全ての構成員がその個性を十分に発揮するとともに、お互いに思いやりを持ち、共に生きることを目指すための教育研究活動及び職場環境を整えて参ります。 皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。
ダイバーシティ・インクルージョン推進本部長 竹鼻ゆかり