昨年末の12月29日から名古屋の瑞穂北陸上競技場で開幕した、第75回全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会に関東1区代表として出場したラグビー部は、1回戦で北海道地区代表の札幌大学に48対21で勝利し、新年明けた1月2日の準決勝では地元東海地区代表の愛知学院大学を62対0と完封して、6日の決勝戦に進みました。
決勝戦の相手は、2年連続で決勝に進んできた九州地区代表の西南学院大学です。元旦から続いた晴天が崩れ、ちょうど午後1時のキックオフ前から雨が降り出したこの試合、天然芝のピッチはかなりぬかるんで、展開ラグビーを得意とする学芸大には難しいコンディションでの戦いとなりました。
前半は両軍譲らない一進一退の攻防が続き、学芸大は相手の反則で得たペナルティーゴールを決めて僅かに3対0のリードで前半を終了します。後半、学芸大はフォワードの頑張りで相手ボールのスクラムを再三押し込んで波に乗り、3トライをあげて24対0とリードを広げます。しかしながらこの後、西南学院の激しい攻撃に2トライを奪われ、後半のラスト5分で24対12と追い上げられます。
ここで学芸大はチーム全員が一丸となって攻勢に転じ、リードを守ったままノーサイドを迎えることができました。これで2年ぶり、5度めの優勝となります。
試合後は、ラグビーのノーサイド精神の象徴であるアフターマッチファンクションが開かれ、両軍選手やスタッフ、女子マネージャーらが立食パーティーの形式で交流しました。最後は、両軍主将のエール交換が行われましたが、学芸大は昨年の創部50周年を記念して新たにつくられた部歌を、北澤主将のリードの下、高らかに斉唱して終わりました。写真は、試合終了後の歓喜の集合写真と、相手を再三押し込んだスクラムです。

