東南アジアの集落や文化遺産研究者として著名な小野邦彦博士(サイバー大学教授)をお招きし、以下の内容でお話を頂くことになりました。
【講演内容】
SDGsの目標11の「持続可能なまちづくり」にフォーカスし、まず日本の人口減少や少子化に関わるまちづくりの課題を説明し、スマートシティの可能性と問題点を指摘した後、インドネシアの歴史的集落保存の国際協力の事例を通じ、持続可能な形で文化を護り続けるうえで、地域コミュニティの主体的な関与の重要性を述べる。翻ってスマートシティの実現には、技術の発展だけでは不十分であり、住民の理解と合意、即ちコミュニティの関与が不可欠であるとともに、社会のデジタル化に不安を感じる人々への働きかけも重要となる。コミュニティの紐帯として鍵を握るのは、やはり文化であり、これからの技術と社会の関係を考えることは、「人間中心の文化と社会」の意味を再考することに他ならないということを考える時間にする。
記
【日時】:2025年6月23日 10:20~12:00
【場所】:東京学芸大学 C401号
*参加希望者は所属・連絡先を記入の上、以下の企画担当宛てに連絡下さい。
チラシ
【企画先】:東京学芸大学 Korea研究室(担当:李 修京 教授)
【問い合わせ】: skdragon@@u-gakugei.ac.jp (@は一つ)
