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「学芸大生がひらくサスティナブルな未来プロジェクト」報告(4)

ちえのわ農学校 「パン窯班」

 活動テーマと実施グループについて

テーマ

ちえのわ農学校 「パン窯班」

実施期間 平成19年4月28日〜平成20年1月19日
支援金額 100.510円
活動グループ名 サークル ちえのわ
相談できる教員名 原子 栄一郎
代表者氏名
瀬崎 昌彦 (東京学芸大学 環境教育課程 環境教育専攻 2年)

 活動の目的・概要

 本活動は、人と食べ物、地域の人と人の「つながり」を見つめなおす「きっかけづくり」を達成することを目的としました。小金井市周辺では小麦がよく栽培されているにも関わらず、パンの原料には外国産小麦が使われています。そこでまず、私たちはパンの歴史や地理的特色を学習しました。
 そして、実習園にパン窯を作成し、じっくりとパンを作り語らう体験を通して、学生・大人・子どものつながる場作りを行いました。対象は、学校周辺の地域の人で、活動の運営に関わるジュニアリーダー(JL)を中学生から募集し、多目的室や実習園を中心に活動を企画・実践しました。(※敬語は省略する。以下統一)

 活動の具体的内容

活  動  項  目

内  容  等

パン窯製作のプレ

JLと共にパン窯を作成する前段階として、スタッフでパン窯製作の練習を行い、実際の作業や作成当日にJLに伝えるべきことを確認した。

見学・学習

イベントに活かすために、石窯パン工房にJLと共に見学に行き、パン窯のつくり、パンについての知識を得た。また自分たちでも学習を行った。

パン窯の製作
見学と学習で得たものを活かしつつ、地域の自然石や粘土を一部利用し、JLと共に10月に土台を、11月にパン窯本体を作成した。
広報
・ JLの募集(ちえのわ農学校参加経験のある中学生を対象に活動の運営に関わるJL募集の広報を行った。)
・ イベントの広報(イベントにおけるパン作りプログラムで地域の人として学芸大学付属幼稚園児とその家族を対象に参加募集の広報を行った。)
パン窯の試用
イベントでパン作りを成功させるために、事前にスタッフとJLでパン窯を用いてパンを作り、作業に必要なもの・かかる時間・安全性を確認した。
イベント
学芸大学付属幼稚園児とその家族を対象に、パン窯を用いたパン作りのイベントを行い、人と食べ物、地域の人と人の「つながり」を見つめなおす「きっかけづくり」を行った。
事後ミーティング

活動を改めて振り返り、問題点や会計報告をまとめ、報告書を作成した。


 実施スケジュール

  時  期

活 動  内  容  等

平成19年 8月

・ 第1回活動 JL顔合わせ会・パン窯土台作成のプレ
・ 第2回活動 パン・パン窯についての学習

      9月

・ 第3回活動 パン窯の見学・パン窯本体作成のプレ

10月

・ 第4回活動 パン窯土台の作成

11月

・ 第5回活動 パン窯本体の作成・イベントに向けた広報案作成

12月

・ 第6回活動 パン窯の試用、イベント企画作り
・ 第7回活動 パン作りのイベント

平成20年 1月

・ 事後ミーティング

2月

・ 成果報告書の提出

3月

・ 合同成果発表会での活動報告(4月)


 協力者・協力団体

・ NPO法人 自然文化誌研究会
・ 小金井市 教育委員会

 活動グループの設立の経緯と今までの実績

 2002年度より公開講座として開講されていた「ぬくい少年少女農学校」の学生スタッフが中心となってサークルちえのわを立ち上げ、2005年度より「ちえのわ農学校」を中心にサークル活動を展開しています。
 このグループは「ちえのわ農学校」のスタッフの中で、手作りのパン窯を用いて、地域の人たちとパンを作っていきたいという者が集り、設立しました。
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