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基礎1<まち>のモザイク‐住む・学ぶ・生きる‐ (2006年度前期)
○担当教員 : 清水 洋行 (人文社会科学系 社会科学講座 社会学分野 講師) 研究室HP
○曜日時限: 月曜 2限 / ○教室: S棟 405教室 / ○学年: 2年生
 ねらいと目標

 NPOにはさまざまなタイプがあるが,ここでは地域のコミュニティづくりをめざしているNPOを対象とし,NPOについて,サービス提供面にとどまらず,政策形成や学習・教育(エンパワーメント)など,<まち>との関わりでNPOが発揮している多様な側面を学ぶ。授業を通じて,NPOに関して基礎的な理解を図るとともに,身近な地域のNPOへの関心が広がることを期待したい。


 内容

 NPOについては,今日,経済学,経営学,政治学などさまざまな領域から研究が進められている。この授業では,これら幅広く取り組まれている「NPO論」をふまえつつ,地域社会の仕組みやその変化との関わりからNPOを考察していく。主に,コミュニティづくりや地域福祉に関わる事例の考察を軸に授業をすすめ,イギリスやイタリア,オーストラリア等の海外の事例との比較も交えて,日本のNPOのあり方や課題を考えていきたい。


 参考文献

● 経済企画庁編 2000『平成12年度版 国民生活白書―ボランティアが深める好縁―』

● 内閣府 2004 『平成16年版 国民生活白書〜人のつながりが変える暮らしと地域―新しい「公共」への道〜』

● 大久保武・中西典子編 2006 『地域社会へのまなざし―いま、問われているもの―』文化書房博文社.

● 渋川智明 2001 『福祉NPO』岩波新書.

● 山本啓・雨宮孝子・新川達郎編 2002 『NPOと法・行政』ミネルヴァ書房.


 授業スケジュール

1.    ガイダンス

2〜3. 「NPO」という言葉の使われ方

4〜5. 地域社会の変化とNPOの担い手―主婦,高齢者―

6〜7. 組織構造の変化とNPOの担い手―ボランティアと職員―

8〜9. NPOとコミュニティ―経済的・社会的資源/地域の壁―

10〜12.NPOのサステナビリティ―誰が費用を負担するのか―

13〜14.日本型のNPOを考える―海外との比較から―

15.   まとめ

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