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基礎2まちの記憶のデザイン:歴史的環境の保全 (2007年度前期)
○担当教員 : 高田 滋 (人文社会科学系 社会科学講座 社会学分野 教授)
○曜日時限: 金曜2限 / ○教室: S棟 207教室 / ○学年: 2年生
 ねらいと目標

 違う時代の歴史的遺産・歴史的環境は、私たちのまちにとってどんな要素なのだろうか。癒し、文化財、生きる活力……など様々なとらえ方があるだろう。それらをまちのなかにどんな風に取り込み、位置づければよいのだろうか。単なる空間ではなく、それらが<まち>であるためには、記憶の共同が必要となる。歴史的・文化的環境を保全する意義を学び,まちづくりに活かしていく視点を身につけることを目標とする。


 内容

 講義は,以下の内容を含むとともに,歴史的環境を「自分で調べ報告する」素材とする場合の留意事項を含んでいる。国内外の各地の具体的な事例を多く扱いたい。

・歴史的遺産,歴史的環境とは何か

・地域社会の持続と歴史的環境の保全の意義

・都市計画・地域計画と歴史的環境

・観光と歴史的環境

・歴史的環境と環境運動・市民活動


 参考文献

● 片桐新自編 2000 『歴史的環境の社会学(シリーズ環境社会学3)』新曜社

● 木原啓吉 1982 『歴史的環境−保存と再生−』岩波新書

● 伊藤孝 2000 『日本の近代化遺産−新しい文化財と地域の活性化−』岩波新書

● 西村幸夫 2004 『都市保全計画−歴史・自然・文化を活かしたまちづくり−』 東京大学出版会  など


 授業スケジュール

1.    ガイダンス:講義の内容と方法

2〜3. 「歴史的環境の保全」を考える,学ぶ,研究する,実践することについて

4〜14 
(1) 以下の各項について,主題に即して検討していく
 遺跡・史跡・文化財,古都と景観,近代産業の足跡,伝統工芸産業の持続,伝統文化・芸能の保存,トラスト運動,歴史的環境と情報・メディア,観光・テーマパーク,町並み保存,環境運動・NPO,棚田・農村景観,エコミュージアム

(2) 「自分で調べ報告する」方法について(中間で数回)

15.   まとめ

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