大学近隣をフィールドにして、地域学習を実施する。講義とフィールド学習を組み合わせた授業となる。講義で地域の情報を得ると共に、野外での学習を授業時間においてできるだけ実施し、武蔵野の自然、文化、社会の魅力を探索する。正規の授業の他にも、土日の野外実習を1〜2回設定するので、正規の授業をその分軽減する。地域学習により武蔵野の魅力を知る中で、住みつづけたい地域とは何かを問う。また一方では、探索活動を通じて地域に存在する問題を掘り起こし、そうした課題を更に深める学習を展開する。課題解決に向けて活動する市民、事業者、行政の存在に気付く。授業では、様々な人々やグループが作成した地域探索の紙資料、学習教材、視聴覚教材も提示するので、総合演習で課せられる目標を意識してほしい。
特に定めない。適宜、参考文献を授業の資料の中で示す。
1 武蔵野の自然の成り立ち
2 武蔵野の湧水、野川、そして多摩川
3 武蔵野の雑木林と屋敷林
4 武蔵野の生活史(新田開発以前)
5 武蔵野の新田開発、農地・農業、用水
6 武蔵野の近代化(明治以降)
7 武蔵野の環境問題とまちづくり1(ごみ問題と緑地問題)
8 同上2(行政と市民活動)
9 グループディスカッションによる課題発見の共有1
10 同上2
11〜14 土、日、祝日を使ったフィールドワーク2回
15 結果発表―総合演習に向けて