教育大学はどこもよく似た機能をもっています。
教室があり、研究室があり、図書館があり・・・。
教育学部の特色はどこかにあるのでしょうか?
学芸大学の学生は1学年約1000人、専任教員は約300人。
単純に計算すると、教員一人当たり3人ちょっとの学生数ですね。
教育学部は基本的には少人数授業を行うことのできる
体制になっています。そのため先生と身近に接することができ、
学外での調査にもいろいろと参加することができます。
海外でのフィールドワークも時々行われています。
この他に学芸大学には自主ゼミという伝統があります。
学生が自分たちで勉強会を開き、先生がそこに参加するのです。
このゼミで学生は仲間をつくり、一緒に研究をしていきます。
このように、教育学部の先生は、学生の身近にいて、
読書会に来たり、フィールドワークに一緒に行ったり、
実験の世話をしたり、時にお茶、時に食事を共にします。
教育学部の先生は、学生に対する教育に熱心です。
教育学部に入ると、こうした先生たちの
指導を受けることができるのです。
教育学部の特色は、
見えないところにあるということがわかりましたか?
建物などは他の大学と同じですが、先生も学生も熱心で、
ていねいな教育が行われています。
第九章では、学生の生活を紹介しましょう。