テーマ「『主体的・対話的で深い学び』の具体に迫る」

 社会の変化が激しく、予測不可能な未来を生きる子ども達にとって必要な力は何かという議論が活発に行われ、産業構造が大きく転換する中において未来を支える子ども達を育む教育環境のズレがあることが示唆されています。今、私たちは未来の学びを創造しなければならない喫緊の課題を抱え、教育改革に向かおうとしています。

 このような中で、平成29年3月に告示された学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」が示され、学習内容のみならず、学び方へも言及しています。これは「アクティブ・ラーニング」をより具体的に表現したものと理解することもできますが、この解釈は多様であり、その具体像が共有されているとは言い難い状況であります。
 そこで、平成32年の新学習指導要領の全面実施に向けた移行期を迎えるにあたり、カリキュラム開発や授業改革に向けての手がかりを得るために、確かな理論に基づいた「主体的・対話的で深い学び」の具体像に迫っていきたい。

2017年10月13日