今月の学校図書館

こんなことをやっています!
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2019/04/10new

新学期の準備 ~長期休みにはこんなことをしています!(春休み編)

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上
 4月になり、令和の時代がスタートする前に、すでに学校は平成31年度が始まりました。学校図書館も、新入生を迎えて慌ただしくも、活気ある日々を迎えていることと思います。3月は異動の時期。2校兼務の学校司書さんが、2校とも異動の辞令をもらった話や、5年の任期を終えて再試験を受け、新たな学校に異動になった話も聞いています。異動がなくても、長期休みは雇用されないため、新学期になにもかも一気にこなすという学校司書さんもいらっしゃることでしょう。本来、この仕事は長期休みの雇用が保証されるべき仕事だと思います。今月は、本校の図書館で春休みに行っているあれこれを紹介します。


   春休みは貸出はしないという学校が多いようですが、本校では借りていた資料を全部返した生徒には、春休みも貸出をしています。あまり宿題のない時期なので、ゆっくり本が読めるのでは、ということもありますが、蔵書点検をするので、冊数が少しでも減ったほうが楽というこちらの都合もあります。

 今年は、3月末に、卒業した3年生有志が5人、クラブ活動日には、1、2年生の図書委員が点検作業を手伝ってくれました。同じ管理ソフトを使っている学校が、附属内に複数校あるので、蔵書点検キットを借りられるというのも、ありがたいです。蔵書点検は毎年必ず…とは言えないのですが、春休みにはできるだけ行うようにしています。全部の類が無理なら、たとえば今年は9類だけ…というように限定して行っています。
 
 狭い図書館なので、蔵書点検をしながら、除籍作業もしています。除籍をする基準は、
 ・ほとんど利用されていない
 ・内容が古くなっている
 ・類書がすでにある
 ・痛みが激しい
などですが、除籍はいつも悩みながらの作業です。ほとんど利用されていない理由として、旬を過ぎてしまった、中学生には難しすぎた、中学生の関心を得られなかった、などがあります。旬が過ぎたものは除籍する事も多いのですが、残り二つは判断に迷います。棚全体を眺めながら、時には先生や生徒の意見も聞きながら、決めていきます。場所をとる単行本を除籍する場合もあります。たとえば、『ドリームバスターズ』シリーズ(宮部みゆき著)は、文庫本が購入してあるので、後ろ髪をひかれながら単行本は除籍することにしました。写真は、誰かにひきとってもらいたいなと、図書館前に儲けたリサイクルコーナーです。「除籍される本に愛の手を!」とキャッチコピーをつけて並べてみました。ひと昔前、読書家の女の子にリクエストされて購入した当時のベストセラー『蔵」(宮尾登美子著)は、何年も誰にも借りられていません。もう少し上の世代なら読んでくれそうなこれらの本をどこか一堂に集めて、提供できる場所があるといいなと、この時期はいつも思います。

 棚がギチギチだと生徒は本を適当に戻しがちです。図書館は蔵書がたくさんあればいい…とは限らないのだと、この仕事をしていると思います。ましてや、今はデジタル情報も手に入りやすい時代です。紙媒体の本ならではの魅力を伝えられる場所として、蔵書構築は学校司書の大切な仕事だと思っています。
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