学長室だより

緊急支援のお願いをしたところ、

6月2日に、新型コロナウィルス感染症拡大で経済的に困窮する学生への緊急支援を本学HPで訴えたところ、その週に100万円を越えるご寄付をいただくことができました。即座にご対応頂いたみなさまに心より感謝申し上げます。多くの方々によって本学の営みは支えられているのだと改めて感じ入りました。

緊急事態が宣言され、経済活動が自粛を要請される中で、ご存知のように学生の中には、経済的に困窮するものが出てきております。一部では、20%の学生が修学の継続が困難になっているとも言われているようですが、本学の学生・院生を対象として5月に行った調査では、100名強の学生が、感染拡大によって、経済的に多大な影響を受け、学費が払えない、家賃が払えない等、すでに生活に支障が出ていると答え、また、500名強の学生が今後生活に支障が出るだろうと答えています。政府のすすめる対策の他、本学独自の支援策として先月末に緊急貸与奨学金を準備したところ、30名ほどの申し込みがありました。今後は、政府の支援策の動向によっては、本学独自の給付型の奨学金なども必要になるかと思っています。

今回の事態に関連した経済的理由で、修学を諦める学生をゼロにしたいと思っています。引き続き各方面にご支援をお願いしていきたいと思います。ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。