学長室だより

三鷹ネットワーク大学で講演をしました。

多摩地区の数大学でつくるヴァーチャルな大学組織、三鷹ネットワーク大学の15周年を記念する講演を、何人かの学長とともにネット上で行いました。コロナに関連するテーマでというのがリクエストでしたので、コロナによって後押しされることになったGIGAスクール構想のことを取り上げることにしました。資料づくりを学長室の職員に手伝ってもらっている中で、附属学校の先生の実践を入れたら本学の特色を出せるのではないかと提案され、なるほど、そうだ、そういえば、附属小金井小学校の鈴木秀樹先生を取り上げたテレビ番組(2020年8月12日放送の日テレnews24 "デジタル先生と子供たちの1ヶ月"、以下のURLで見ることができます)があった、あれを柱にして講演の筋立てをつくろうと思い立ちました。

鈴木先生は、番組のタイトルにも入っているように、デジタル機器に強い先生で、それを生かした実践をこれまでも行ってきました。このコロナ禍では、リモートの授業を率先して行い、オンラインでかなり充実した授業ができるようになったのですが、そうなったところで、学校の役割とは何かと考えるようになったと番組の中で話されていたのが強く印象に残っていました。というのは、大学も同じだったからです。以前学長室だよりにも書いたとおり、リモートでの授業でも、それなりの効果が得られることがこのコロナ禍でわかり(対面より効果的という授業評価もありました)、となると、キャンパスの意義とは何か、「対面授業の場」ということ以上の意味はあるのかということが今後問われてくるようになるとも思えたからです。特に大学の場合、キャンパスのない大学もありますのでなおのことです。講演では、鈴木先生の話に併せて、この辺りのことに焦点化した話にしたいと思いました。

三鷹ネットワーク大学での講演は2月28日まで下記のURLで配信しています。無意味にスライドが提示されたままに、私のダミ声のナレーションが続くというような場面もあり、講演の出来としては、決してよいものではありません、が、本学附属学校の先進的な実践を紹介している点に注目してご覧いただければと幸いです。

鈴木先生を取り上げたテレビ番組のURL:
https://www.news24.jp/articles/2020/08/12/23698758.html

三鷹ネットワーク大学15周年記念講演のURL
https://www.mitaka-univ.org/entries/266