学長室だより

1400名の教育実習

先々週の木曜日、15日で本年度の教育実習の大半が終了いたしました。実習を行ったのは、主に3、4年生、およそ1400名です。3年生を主とする主免許の実習は3週間、主に附属学校で、4年生の副免許の実習は2週間、附属学校の他、公立学校、母校での受け入れもお願いしました。コロナ禍の中でしたので、受け入れがスムーズにいくか、心配しましたが、附属学校は、教育実習生の受け入れが使命のひとつとはいえ、感染対策に細心の注意を払いながら、多数の実習生受け入れを果たしました。一方、母校実習や公立学校で実習生を受け入れていただいたことには、先生方の業務が感染防止にかかる分も増えている中で、まことにありがたく、ほんとうに頭が下がる思いです。おかげさまで感染にかかるトラブルもなく、大過なくこのコロナ禍の真最中の実習を終えることができました。実習は教員養成系大学のメイン・イベントです。教員を目指す学生たちは、実習を強く意識して学修していますし、期待もしています。実習の経験を経て、学生たちは変わります。実習については、今年は実習期間の弾力化に関する特例措置も出されていましたが、免許法に定められている単位に相当する日数を1日も欠くことなく、1400人という規模で行うことができたことは、本学の誇りというべきものと思います。対面授業の実施と同等の価値をもつものと自負しています。実習風景を、担当の濵田副学長と荻野国際中等学校長とが写真に撮ってくれました。コロナ禍の中での実習の一端を知っていただければ幸いです。

1.実習生の登校時の検温201026_1.jpg

2.実習生控室の光景201026_2.JPG

3.実習生の英語の授業の光景(口形が見えるようにフェース・シールド着用、学生もお子さんも生き生きしています)
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