本校の蔵書のなかから、英語版と日本語版が両方あるものを選ばなければならなかったので、かなり限られた選択肢しかなかった。学年や言語能力に差がありそうだったので、学年を超えて人気のある、導入として利用できそうな絵本や、短いお話で全体を捉えるのにあまり時間のかからないものを中心にお渡ししたが、先生からのコメントにもあるように、授業を実際に見たり、児童本人から要望の聞き取りができなかったため、特に高学年の児童の実態を掴みきれなかった。本を渡しっぱなしにせず、こちらからもっと状況を尋ねたほうが良かった。「がまくんとかえるくん」のシリーズを、全て展示していたところだったので、『Frog and Toad are Friends[ふたりは ともだち]』は、貸出になっていて提供できなかった。この授業をきっかけに、「ハリー・ポッター」シリーズの英語版を、全巻蔵書に加えた。