臨床活動紹介

小笠原研究室セラピー

実施場所
東京学芸大学 人文科学研究棟2号館
実施日
毎週土曜日 13時から18時(ひとり、個別指導30分、集団指導45分)

活動の紹介

知的障害のある自閉症を中心とした発達障害児を対象としています。就学前のお子さんから高校3年生までが毎年30名前後通ってきています。お子さん達は、年齢と発達状況を考慮して3名から6名くらいの小集団の活動を行います。毎年、6種類くらいのグループがあります。お子さん達は、集団の前後で個別指導を受けます。学生さん達は、1年間を通じて、ひとりのお子さんを担当して、お子さんのニーズに合わせた指導目標を立て、個別指導と集団指導を行います。また、夏休みと春休みに千葉県の御宿にお借りしている一軒家に2泊3日で合宿に行きます。参加しているセラピストは、3、4年生及び特別専攻科、大学院生、研究室を卒業した現職教員や心理職で、毎年30名前後です。

参加学生の声

吉田大亮君(学部4年生)
小笠原研究室のセラピーには実にさまざまなタイプの子どもたちが通ってきています。それぞれの子に必要な支援も多種多様に分かれています。先生や先輩たちとその子に今、必要なことを考え、そのことに即した指導を組み立てていくことは難しくもあり、また楽しくもありました。日々、子どもたちの成長が見て取れるのはとても楽しく、また目的に一歩ずつでもゆっくりと近づいていく子どもたちの姿を見ていると、自分自身もがんばろうと強く思えます。そして、その成果が現れた瞬間の感動は忘れません。小笠原研究室のセラピーでは毎回貴重な経験を積ましていただきとても感謝しています。ここで過ごした時間が将来の糧となることは間違いなく、私自身の子どもたちに対する指導の基となっています。そして、これからもセラピーに関わっていけたらと思っています。

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