東京学芸大学基金Tokyo Gakugei University Fund

支援を受けた学生の声

教育支援課程(E類)教育支援専攻生涯学習サブコース 4年

教育支援課程(E類)教育支援専攻生涯学習サブコース 4年

人生の糧となったかけがえのない経験 韓国短期留学

私は2022年度夏季韓国・国立公州大学校短期留学プログラムに参加しました。韓国語や韓国文化、教育を学ぶ15日間でした。

大学生になってから韓国語の勉強を始め、今回ようやく短期留学の夢を叶えられました。目標に設定したのは、韓国語スキルの向上と専攻分野の視野を広げることです。韓国語でしか意思を伝えることのできない環境は、文法の間違いや語彙の少なさを恥ずかしがって話せなかった、これまでの自分を変えてくれました。会話力が向上したと実感します。また、私は生涯学習を専攻しているため、韓国の生涯学習の様子を知ることを意識して過ごしました。国立公州博物館では、一般的な展示だけではなく、収蔵庫まで公開しており、来館者が資料を身近で大切なものとして感じられる工夫がありました。他にも、ショッピングモール内の図書館や駅など市内観光での発見も多く、興味深かったです。

大学卒業後は教育支援職に就きたいと考えています。その中で、韓国語を使う機会があれば、積極的に関わっていきたいと思います。

この度はご支援いただき、誠にありがとうございました。留学することでしか味わえない、かけがえのない経験をいたしました。心より感謝申し上げます。

学校教育系 養護教育教員養成課程(D類) 3年

学校教育系 養護教育教員養成課程(D類)  3年

カンボジア学校保健プロジェクト・スタディツアーでの学び

私は、20233月にカンボジアスタディツアーに参加いたしました。学生交流会の開催や虐殺博物館での歴史の学び、小学校の訪問や遺跡見学など、すべては現地を訪れずしては得ることのできない貴重な経験となりました。教員養成大学の学生との交流会では、熱中症やけがの手当て、心肺蘇生法など学校保健に関するプレゼンテーションを作成し発表するグループワークを行いました。互いの国での方法を共有したうえでよりよい方法を共に考えることこそが対等な関係性であり、国際支援の望ましい在り方なのではないかという気付きを得ることができました。また、初めて英語でのコミュニケーションが必要とされる状況に身を置き、「うまく伝えられない」「相手の言葉を十分に理解できない」という気持ちを経験したことで、日常的にコミュニケーションに困難を感じている子どもたちに対する理解を深め、よりよい支援の在り方を考えたいという思いが強まりました。スタディツアーは、学校保健の意義や課題、そして自分自身は社会においてどのような役割を担っていきたいかということを問い直す機会となりました。

この場をお借りして、スタディツアーへの参加をご支援くださいました皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

学校教育系 初等教育教員養成課程(A類)英語選修 2年

学校教育系 初等教育教員養成課程(A類)英語選修 2年

キャンパスフランスに参加して

私は、2023年2月からフランスにある「グルノーブル・アルプ大学附属 フランス語教育センター」での語学研修に1か月間参加しました。グルノーブルはアルプスの山々に囲まれた地域で、毎日寮から見える景色がとても綺麗だったことがとても印象に残っています。研修では、フランス語を学ぶだけではなく、市街地の散策をしたり歴史博物館を見学したりとフランスの文化も学ぶことができ、充実した1か月を送ることができました。

研修の終わりごろには、フランスで大きな年金改革が行われたことをきっかけにストライキが起きてしまい、その影響が何度か学校にもありましたが、フランスの国民性を直接感じることができて良い経験になったと感じています。

今回の研修を通して、フランス語学習のモチベーションが高まり、またさらに、異文化に対する関心も持つようになりました。このような貴重な経験ができたのも支援してくださった方々のサポートのおかげです。改めてお礼申し上げます。今後の学習に活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

学校教育系 初等教育教員養成課程(A類)美術選修 2年

学校教育系 初等教育教員養成課程(A類)美術選修 2年

自分にとって間違いなく一生の財産となった、初めての海外留学

issupの短期留学プログラムでオーストラリアのメルボルンへ行きました。私は初めて留学に行くどころか、人生初めての海外だったので、英語を話すことや現地の食事や人と馴染めるか不安でした。しかし、向こうのお店で食べ物を注文できたり、メルボルン大学の学生と仲良くなってSNSのインスタグラムを交換したりすることができました。些細なことでしたが私にとってはとても嬉しかったし、自信に繋がりました。現地では他にもオーストラリア固有民族のアボリジニの文化を学んだり、現地の日本人学校であるハンティングデールスクールで子どもたちに日本文化に関する授業をしたりしました。英会話能力や人との交友関係はもちろん、人として大きく成長して帰国できたと感じています。短期ではありましたが、間違いなく自分にとって大きな経験になりました。

【寄附をされた方に向けてのメッセージ】

海外留学というと、多額の費用がかかり在学中にするのは難しいと考えていました。しかし、この基金の存在がチャレンジしてみようと背中を押してくれました。学芸大に入学して本当に良かったと思っています。ありがとうございました。

【自身の将来の方向性】

私は初等教育教員養成課程の学生なので、将来は小学校の教員になりたいと考えています。今回経験した異文化を学ぶことの楽しさを子どもたちに伝えていきたいと思っています。

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