アメリカのイラン攻撃と"Honesty"、"If we hold on together"
2月28日、アメリカがイスラエルと共にイランを急襲し、最高指導者を殺害しました。アメリカは、1月にも他国の指導者を軍事力で拉致しています。ついこの間までウクライナに軍事侵攻したロシアを非難していた主要国が......と唖然とせざるをえません。こうした振る舞いに、一部を除いたヨーロッパ各国、そしてわが国の反応は鈍く、これではだれもロシアを非難することはできないのではないかと思います。
そんな思いでいた時に、3月5日のNHK番組「The Covers」で、JUJUさんが、ビリー・ジョエルの"Honesty"とダイアナ・ロスの"If we hold on together"を歌っているのを聞きました。画面には、訳詞がでていて、どちらもこれまであまり歌詞に注意していなかったので、テレビ画面に表示された訳詞を見て、感銘を受けました。
私が受け取った大意は、"Honesty"では、優しさだって生きるのに必要な愛だって何だって手に入れられる。でも真実を探し出すのはいつだって困難だと言い、オネスティというのは、なかなか聞くことのできない言葉だけど、君にはそうであってほしいと歌います。一方、"If we hold on together"では、日々過ぎていくなかで、自分の道を見失わないで信念をもって生きてほしい。ここまで来たんだから、諦めずに夢を紡いでほしいと言って、もし私たちが一緒なら私たちの夢は失われない、奇跡は起きるとします。
歌詞が人生の真実に触れていて、心の深部に届き、人を励ましてくれます。人が人と生きることの喜びを歌っていると思います。ポピュラー音楽の世界で、こうした内容を歌う曲がヒットするアメリカ。"Honesty"は1978年の、"If we hold on together"は1988年の楽曲ですが、アメリカのポピュラー音楽と言いますか、大衆文化の質の高さにあらためて感動しました。そうした質の高い大衆文化を有するアメリカ、そのアメリカは、今どこに行こうとしているのでしょうか。良識ある文化大国アメリカであり続けることを心から祈ります。
