教員の書籍・教材
東京学芸大学ではいろいろな機関と連携して、さまざまな研究を行ってます。また東京学芸大学の各教員の研究も膨大な数になります。ここではそれらの中から、新しい研究、先進的な研究を紹介します。 現在は東京学芸大学の教員の書籍のみ紹介しています。

タイトル
『憲法と教育(第二版)』
著者
佐々木幸寿・柳瀬昇(著)
出版社
学文社
ISBN
978-4-7620-1977-7
発行日
2009年10月 5日
定価(税込)
2625円
内容
本書は、法令と判例を通じて、憲法と教育について検討を行うための手引きである。具体的には、日本国憲法の附属的・補完的性格を有する教育基本法の解釈を通じて、教育学の現代的な課題を探求する第一編と、教育問題に関連する憲法判例の解題を通じて、日本国憲法の解釈論を概括する第二編とから構成される。
本書の特徴は、改正教育基本法の政府解釈を整理した研究者による初めてのコンメンタールであるという点であり、教養として求められる日本国憲法の解釈論の基礎を、教育関連の憲法判例に絞って取り上げた点にある。
2008年4月に初版が刊行されており、本書は、その第二版である。

タイトル
『日本の山と高山植物』
著者
小泉武栄(著)
出版社
平凡社(新書)
ISBN
978-4582854855
発行日
2009年9月15日
定価(税込)
798円
内容
日本の山に高山植物がなぜあるのか、といった基本的な疑問から始まり、雪と植生、地質と植物分布の関わり、さらには日本の地質の生い立ち、日本の山地の成り立ちまで、わかりやすく解説しました。山や自然の好きな人にはぜひ理解しておいてほしい内容です。自然史の教科書としても使えます。

タイトル
『松岡メソッド・シリーズⅡ中国語翻訳実践教室』
著者
松岡榮志(著)
出版社
イーストプレス
ISBN
978-4-7816-0147-2
発行日
2009年6月15日
定価(税込)
1800円
内容
中国語から日本語へ「翻訳」するための理論と実践例を具体的にわかりやすくまとめたもの。4編の課題文を、具体的にわかりやすく解説。
【目次】 第1部 翻訳のための文法(中国語に文法はあるのか?/「良い訳文」と「悪い訳文」/辞書に始まり、辞書に終わる/品詞を考える ほか)/第2部 翻訳実践演習(余秋雨著『眼裏的中国文化─従都江堰到嶽麓山』三峡/祝勇著『遺址─廃墟上的暗示』永別周荘/陳丹青著『多余的素材』我的第一次油画風景写生/祝勇著『藍印花布』に付された李玉祥氏の序文)

タイトル
『〈いのち〉をめぐる近代史 -堕胎から人工妊娠中絶へ-』
著者
岩田重則(著)
出版社
吉川弘文館
ISBN
978-4-642-05671-7
発行日
2009年5月 1日
定価(税込)
1785円
内容
近代社会でも深く根付いていた堕胎。しかし帝国主義段階において徐々に消滅し、人間の存在する権利が保証されていく。背景には何があったのか。生と性に光をあて、消えていった〈いのち〉を描き、近代日本の現実を抉る。

タイトル
『ナラティヴ・アプローチ』
著者
野口裕二(編著)
出版社
勁草書房
ISBN
978-4-326-65340-9
発行日
2009年4月10日
定価(税込)
2940円
内容
「ナラティヴ(語り・物語)」というキーワードを手がかりに、さまざまな社会現象に接近するナラティヴ・アプローチ。人文・社会・臨床諸科学における「物語論的転回」を背景に生まれたナラティヴ・アプローチの最前線を、社会学、文化人類学、医学、看護学、臨床心理学、社会福祉学、生命倫理学、法学、経営学の最新の成果のなかに探る。