書籍

教員の書籍・教材

東京学芸大学ではいろいろな機関と連携して、さまざまな研究を行ってます。また東京学芸大学の各教員の研究も膨大な数になります。ここではそれらの中から、新しい研究、先進的な研究を紹介します。 現在は東京学芸大学の教員の書籍のみ紹介しています。


東国の群集墳

タイトル

東国の群集墳

著者

広瀬 和雄 太田 博之 田中 裕 日高 慎

出版社

雄山閣

ISBN

978-4-639-03022-5

発行日

2025年1月25日

定価(税込)

6,600円

内容

群集墳とは何か。東国各地の群集墳造営の多様な実態を俯瞰した上で、主要な論点を検討し、新たな古墳時代像を構築する。

第1章 群集墳研究の現在と課題
 群集墳の形成と展開―古墳時代における中間層の政治的創出―(広瀬和雄)
 群集墳論研究史(日高 慎) 
「多数高密度型」群集墳の成立とその意義(田中 裕)

第2章 東国における群集墳造営の画期
 茨城(田中 裕)
 栃木(賀来孝代・足立佳代)
 群馬(加部二生)
 埼玉(太田博之)
 千葉(小沢 洋)
 東京(紺野英二)
 神奈川(柏木善治)
東国における群集墳造営の諸画期(太田博之)
東国の群集墳・横穴墓群分布図

第3章 群集墳の形成と構成
 初期群集墳の形成過程と群構成(小森哲也)
 群集墳の群構成(池上 悟)
 飯塚・藤井古墳群にみる首長墓と群集墳(秋元陽光)
 群馬県における首長墓と群集墳(加部二生)

第4章 群集墳の被葬者
 群集墳の被葬者層―東京・神奈川―(柏木善治)
 群集墳の変質と被葬者像―南武蔵を中心として―(松崎元樹)
 関東西部地域における中期群集墳の被葬者(太田博之)

群集墳論関係論文一覧 (日高 慎)


大正新教育の実際家

タイトル

大正新教育の実際家

著者

橋本美保編著

出版社

風間書房

ISBN

978-4-7599-2516-6

発行日

2024年10月10日

定価(税込)

4,070円

内容

自らを「実際家」と称し大正新教育運動を担った現場の教師たちは、当時いかにして摂取した情報を具現化し現場の改革に活かしていったのか。本書は、これまで研究の少なかった彼らの成長プロセスを、受容史研究の視点と方法を駆使して丁寧に解明し、教育実践の生動的実態に迫ったものです。
<構成>
1章 20世紀初頭の「実際家」による教育学改造(遠座知恵・橋本美保)
2章 及川平治「分団式動的教育法」の原点(冨士原紀恵)
3章 和久山きそによる保育研究・実践の実態と特質(永井優美)
4章 平田華蔵における修養概念の深化(宮野尚)
5章 諸見里朝賢における理科教育改革への参画の意義(足立淳)
6章 東京女子高等師範学校附属小学校における児童教育研究会の設立(遠座知恵)
7章 大正期保育界における幼稚園発達構想(湯川嘉津美)
8章 鶴居滋一における「環境整理」概念の理解とその実践(望月ユリオ)
9章 倉敷尋常高等小学校における学習環境の構成(鈴木和正)
10章 奈良靖規によるドクロリー教育法の受容とカリキュラム開発(橋本美保)
11章 池袋児童の村小学校における「道徳の創造」(香山太輝)
12章 野村芳兵衛の「新教育」概念(冨澤美千子)
13章 北村久雄の「音楽生活の指導」の特質(塚原健太)


AAIDD知的障害マニュアル〔第12版〕 定義・診断・分類および支援体系

タイトル

AAIDD知的障害マニュアル〔第12版〕 定義・診断・分類および支援体系

著者

橋本創一・宮本信也・小澤 温・霜田浩信

出版社

福村出版

ISBN

978-4571500220

発行日

2024年7月 4日

定価(税込)

9,900円

内容

アメリカ知的・発達障害協会による知的障害の定義・診断・分類・支援体系に関する歴史あるマニュアル、最新第12版の日本語版
です。アメリア精神医学会のDSMや世界保健機関のICDなどの診断基準などに大きく影響を与えてきたマニュアルです。内容は、知的
障害の定義とその適用に関する前提条件、知的障害の定義と診断、知的障害領域の分類と支援体系、知的障害への統合的アプ
ローチを紹介しているものです。


ボールを使った コーディネーショントレーニング

タイトル

ボールを使った コーディネーショントレーニング

著者

高橋宏文 健スポ講座 教授

出版社

ベースボールマガジン社

ISBN

978-4583116549

発行日

2024年5月 3日

定価(税込)

1870円

内容

ボールを使ったコーディネーショントレーニングを実施することで、子どもの身体の動きを向上させる内容になっています。具体的には、"投げる""捕る""打つ""蹴る"という基本的な運動を取り上げ、楽しみながら実践でき、併せてコーディネーション能力(定位、反応、連結、変換、識別、バランス、リズム)を向上させるプログラムが紹介されています。また、本書内では各プログラムの解説と共にQRコードをスマホやタブレットで読み取ると動画でも動き方を学ぶことができます。子どもだけでなく、学校の先生やスポーツの指導者の方も必見の内容になっています。


日高慎編『古墳時代の交通と流通』(考古調査ハンドブック25)

タイトル

日高慎編『古墳時代の交通と流通』(考古調査ハンドブック25)

著者

日高慎編著 8人の分担執筆

出版社

ニューサイエンス社

ISBN

978-4-8216-0537-8

発行日

2024年4月20日

定価(税込)

3300円

内容

これまで、文献史学を中心に古代~近世においては、交通や流通の課題は論じられてきましたが、古墳時代では積極的に検討されてきませんでした。このことから、考古学をもとにした「徒歩による交通・流通」「道具を用いた交通・流通」という内容で、諸課題を論じることといたしました。古墳時代研究において第一線で活躍している8名の方々によって、「東北における道と交通・交流」「群馬県域における道と交通・流通」「前期古墳の東遷と土器伝播ー内陸交通を中心にー」「武蔵地域における古墳時代の陸上交通網」「修羅による流通」「馬による交通・流通」「木造船の構造と交通」「東国における船による交通・流通」という課題が論じられています。