書籍

教員の書籍・教材

東京学芸大学ではいろいろな機関と連携して、さまざまな研究を行ってます。また東京学芸大学の各教員の研究も膨大な数になります。ここではそれらの中から、新しい研究、先進的な研究を紹介します。 現在は東京学芸大学の教員の書籍のみ紹介しています。


3・11後の教育実践記録 第2巻 原発被災校と3・11受入校

タイトル

3・11後の教育実践記録 第2巻 原発被災校と3・11受入校

著者

大森直樹・大橋保明〔編著〕一般財団法人教育文化総合研究所〔編〕

出版社

アドバンテージサーバー

ISBN

978‐4‐86446‐073‐6

発行日

2021年4月30日

定価(税込)

2750円

内容

2011年の原発事故により被災した子どものケアが長期にわたる教育界の課題であることをふまえて、また、被災した子どもの喪失感を前にして無数の教育実践が重ねられてきたことに着目をして、本書を編みました。災害後の教育実践から教訓をくみとり今後の教育に活かすための手がかりを明らかにしています〔編著者〕。

はじめに

Ⅰ 原発被災校で原発災害と向き合った教育実践記録

   〔原発被災校一覧2,346校〕

Ⅱ 準原発被災校で原発災害と向き合った教育実践記録

Ⅲ 3・11受入校で原発災害と向き合った教育実践記録

Ⅳ 3・11後の教育実践の課題〔山口幸夫著〕

おわりに‐原発災害から教訓をどのように引き出すか


3・11後の教育実践記録 第1巻 地震・津波被災校と3・11受入校

タイトル

3・11後の教育実践記録 第1巻 地震・津波被災校と3・11受入校

著者

大森直樹・大橋保明〔編著〕一般財団法人教育文化総合研究所〔編〕

出版社

アドバンテージサーバー

ISBN

978-4‐86446‐072‐9

発行日

2021年4月30日

定価(税込)

1650円

内容

2011年の東北地方太平洋沖地震により被災した子どもの心のケアが長期にわたる教育界の課題であることをふまえて、また、被災した子どもの喪失感を前にして無数の教育実践が重ねられてきたことに着目をして、本書を編みました。災害後の教育実践から教訓をくみとり今後の教育に活かすための手がかりを明らかにしています〔編著者〕。

はじめに

Ⅰ 地震・津波被災校で自然災害と向き合った教育実践記録

   〔地震・津波被災校一覧739校〕

Ⅱ 3・11受入校で自然災害と向き合った教育実践記録

おわりに‐自然災害から教訓をどのように引き出すか


リモート生活でレクリエーション! 全3巻

タイトル

リモート生活でレクリエーション! 全3巻

著者

鉃矢悦朗・森山進一郎/監修

出版社

株式会社 教育画劇

ISBN

978-4-7746-3195-0

発行日

2021年4月 7日

定価(税込)

11,880円

内容

リモートでの授業や生活がごく身近になってきた中、オンラインで楽しく遊べるゲームや、健康的な体をつくるための運動や室内遊びを多数掲載しています。離れていてもみんなで繋がって、元気に過ごしましょう!

・わくわく!オンライン遊び   (1巻)
・もっと楽しく オンライン遊び (2巻)
・体操・ストレッチ&室内遊び  (3巻)


教室における政治的中立性――論争問題を扱うために

タイトル

教室における政治的中立性――論争問題を扱うために

著者

ダイアナ・E・ヘス(監訳者:渡部竜也、岩崎圭祐、井上昌善)

出版社

春風社

ISBN

978-4-86110-718-4

発行日

2021年3月12日

定価(税込)

4,950円

内容

様々な立場が含まれざるを得ない主張を扱い議論するための方法や構想を、学校教育の実証研究を通して具体的に提案している。私たちの多様な見解から生じる価値対立の捉え方、および公教育と民主社会の関係を再考する。「教室における政治的中立性」について特に取り上げた章は第6章であるが、他の章も魅力に溢れている。ボイテルスバッハ・コンセンサス(特に、第二原則:学問と政治の世界において議論があることは,授業においても議論があることとして扱わなければならない)に疑問を投げかけるような内容である第7章も面白いし、学校現場の政治的バランスを図る上での民間の役割の重要性について論じる第8章も面白い。issueとproblem、current eventとpolitical issueを分けて捉える視点など、日本の社会科教育(シティズンシップ教育)の発展のためには欠かせない本であると言える。


大正新教育の実践(プラクシス)―― 交響する自由へ

タイトル

大正新教育の実践(プラクシス)―― 交響する自由へ

著者

橋本美保・田中智志(編著)

出版社

東信堂

ISBN

978-4-7989-1681-1

発行日

2021年1月30日

定価(税込)

4,620円

内容

自己を超えた自由、それに呼応した大正新教育期の人々の「実践」の諸相。
大正期における西洋生まれの自由思想の受容は、多くの教育活動家・思想家たちに多大な影響を与え、学校内外での多様な「実践」へと結実した。こうした数々の「実践」に注目した本書は、「実践」のきわめて創造的であり、かつ協働的である側面を明らかにした。激動の時代の中で行われた個々の大正新教育の「実践」が、再び自己内と共に他者間で相互に共鳴・連動し、不断に再構築される様を描いた「大正新教育」シリーズ第3弾!(出版社HPより)

<構成>
序 章 教育実践のプラクシス(橋本美保・田中智志)
第Ⅰ部 教育思想史からのアプローチ
第1章 片上伸における道徳教育としての文芸教育(李舜志)
第2章 有島武郎の生長教育論(田中智志)
第3章 野口援太郎の修養論(香山太輝)
第4章 河野清丸の「自動主義教育」における教師と子どもの関係論(田口賢太郎)
第5章 羽仁もと子における「自由」(相田まり)
第6章 篠原助市の自由教育学(木下慎)
第7章 木村素衞の教育思想の臨床性(西村拓生)
第Ⅱ部 教育実践史からのアプローチ
第8章 大正新教育と学習経済論(冨士原紀絵)
第9章 大正新教育の実践にみる教育測定研究の意義(宮野尚)
第10章 東京女子高等師範学校附属小学校における作業教育の実践改革(遠座知恵)
第11章 東京女子高等師範学校附属小学校のカリキュラム改革における教科研究(塚原健太)
第12章 富士尋常小学校のカリキュラム改革にみる教師の協働(橋本美保)
第13章 ランバス女学院附属幼稚園における自由保育の実践(永井優美)
第14章 倉橋惣三における誘導保育論の成立(湯川嘉津美)
終 章 交響する自由へ(田中智志)