東京学芸大学基金Tokyo Gakugei University Fund

支援を受けた学生の声

大学生活の糧となった、オーストラリア・メルボルンでの学び

大学生活の糧となった、オーストラリア・メルボルンでの学び

初等教育教員養成課程情報教育選修3年

 私は、2024年3月に行われたメルボルン短期留学へ参加しました。移民博物館やビクトリア国立美術館におけるワークショップ、日本語の授業を行っている現地小学校の訪問やオーストラリアの大学生と共に受けたアボリジニの文化を体験する授業などを通し、多文化主義や美術教育について学ぶことが出来ました。このプログラムやオーストラリアの大学生との交流を通して英会話能力の向上はもちろんのこと、人として大きく成長することが出来たと思います。
 私は将来、地元に戻って教員になりたいと考えています。海外出身の子どもたちが多くいる地域のため、今回のプログラムを通して経験し、学んだことを活かしていきたいと考えています。
 また、ISSUPの短期留学プログラムへ参加するか迷った大きな理由として、金銭的な問題がありました。その中で、東京学芸基金に背中を押していただいたことにより、メルボルン短期留学へ参加することを決意し、オーストラリアではたくさんのことを学び、成長することが出来ました。心よりお礼申し上げます。

オーストラリア留学でのかけがえのない経験

オーストラリア留学でのかけがえのない経験

初等教育教員養成課程国語選修3年

 私は2024年2月から3月にかけて、オーストラリアにある西シドニー大学の短期英語研修プログラムに参加しました。多様な言語や文化をもつ人々と交流することができ、かけがえのない3週間となりました。
 学校では、海外の学生とともに英語を使って英語を学ぶ経験をしました。自分のレベルに合ったクラスに振り分けられるため、不安を感じることなく、楽しく学習に取り組むことができました。また課外学習では、オペラハウスやセント・メアリー大聖堂に行き、オーストラリアの文化にも触れることができました。
 放課後や休日は、ホストファミリーと過ごしたり、シドニー観光をしたりしました。日本語が通じない環境に身を置いたことで、「失敗してもいいから勇気を出して話してみよう!」と自分の殻を破ることができ、積極的に英語を話すことができるようになりました。
 今回の研修を通して、英語学習や異文化理解の大切さを学びました。たくさんの貴重な経験ができたこの3週間は、私にとって一生の財産です。ご支援いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

香港中文大学インターナショナルサマースクールで得られた私の宝物

香港中文大学インターナショナルサマースクールで得られた私の宝物

初等教育教員養成課程理科選修2年

 私は、2023年の8月の香港中文大学インターナショナルサマースクールに参加し、中国語や中国文化に触れる3週間を過ごしました。私は大学の第2外国語で中国語を勉強しており、さらに中国語を学びたいという思いで参加しました。高校生の頃から海外留学に憧れていて、大学生になり今回が初めての海外でした。現地での先生や店員の方とのコミュニケーションを重ねるうちに、もっと中国語を話せるようになりたいと感じるようになっていきました。なかなかうまく意思を伝えられずに苦労しましたが、私の話を聞いてくれようとする、人の優しさに何度も触れることができました。
 私は初等教育教員養成課程で、将来は小学校の先生になりたいと考えています。その中で、中国にルーツを持つ方々と関わる機会があれば、積極的に中国語を使っていきたいです。
 今回の留学を通して、より一層中国語の学習の意欲が高まりました。また、異文化に対しての理解も深まりました。このような経験ができたのもご支援していただいた方々のおかげです。留学しなければ得られなかった経験・仲間ができました。心より感謝申し上げます。

夢の原点に立ちゴールを再認識できた交流プログラム

夢の原点に立ちゴールを再認識できた交流プログラム

初等教育教員養成課程理科選修3年

 2023年12月に日タイ交流プログラムに参加し、タイのコンケンとバンコクを訪問しました。地方の公立学校、都市部の私立学校、インターナショナルスクールなどを見学し、それぞれの教育環境や授業内容の違いを観察でき、大変貴重な経験となりました。特に、現地の教育現場で見た多様な教育手法や、生徒との触れ合いを通して、異文化理解の大切さを実感しました。
 私は、小学5年生から中学3年生までの5年間をバンコクで過ごしており、今回の訪問で約5年ぶりにバンコクに戻りました。通っていたバンコク日本人学校を訪れたことで、原点に立ち返り、教員として海外で働く夢を再確認しました。懐かしい校舎や先生方との再会を通して、教育に対する熱意がさらに強くなりました。
 プログラムに参加したことで、教員としての多様な役割を深く理解し、夢への思いがさらに強くなりました。この機会を作ってくださったすべての方々に感謝し、夢の実現に向けてこれからも努力を続けます。今回の経験を糧に、今後も国際的な視野を持ち、グローバルな教育に貢献できる教員を目指します。

海外への扉を開いた10日間

海外への扉を開いた10日間

初等教育教員養成課程社会選修3年

 私は昨年の8月、東京学芸大学基金の奨学金制度で費用の一部を負担していただき、 2023年度夏季韓国・国立公州大学校短期留学プログラムに参加することができました。現地では、韓国語習得を目指した授業に加え、ソウル教育大学校附属小学校の見学や文化体験をすることができ、充実した時間を過ごすことが出来ました。私にとってはそれが初めての海外経験であり、新しいチャレンジの1つでもありました。学部では社会科に所属しており、文化や歴史の面から韓国に興味をもっていましたが、現地の教育現場を訪れることは貴重な機会であったため、このプログラムに参加できたことをとても嬉しく思っております。この短期留学をきっかけに、今年は中国への短期留学プログラムに参加し、学び多き大学生活を過ごすことができています。将来は教員になり、留学で得た学びや経験を子どもたちに伝えていきたいです。
 東京学芸大学基金の存在が、私を含め、多くの学生にとってチャレンジするきっかけを与えてくれたと考えています。改めて、ご支援をいただきました皆様に御礼申し上げます。

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