教員の書籍・教材
東京学芸大学ではいろいろな機関と連携して、さまざまな研究を行ってます。また東京学芸大学の各教員の研究も膨大な数になります。ここではそれらの中から、新しい研究、先進的な研究を紹介します。 現在は東京学芸大学の教員の書籍のみ紹介しています。

タイトル
『教職用語辞典』
著者
原聡介(東京学芸大学名誉教授)(編集代表)
陣内靖彦(東京学芸大学教授)、高橋勝(横浜国立大学教授)、橋本美保(東京学芸大学准教授)、浜田博文(筑波大学准教授)、水内 宏(聖母大学教授・千葉大学名誉教授)、矢田貝公昭(目白大学教授)(編集委員)
出版社
一藝社
ISBN
978-4901253147
発行日
2008年4月22日
定価(税込)
2625円
内容
この辞典は本学および連合大学院の構成大学関係者を中心とした執筆者で作られています。
編集委員はこれまで教員養成に深くかかわってきた経験を持っています。また、執筆者もそれぞれの領域で優れた専門的知見を供えている人たちであり、そのほとんどは本学教員、旧教員、卒業生、連合大学院関係教員です。
本書は教職の現職者(教育行政職関係者を含む)、新しく教職を志す採用試験受験者、教育学部・教職課程で学ぶ学生のための学習・実践・研究の手引きとなるよう編集されています。特に、教員採用試験合格のための必修用語1300を取り上げて解説、教育基本法改正以後の最新の教育動向に完全対応しています。

タイトル
『多言語多文化社会へのまなざし―新しい共生への視点と教育―』
著者
赤司英一郎・荻野文隆・松岡榮志(編)
出版社
白帝社
ISBN
978-4-89174-917-0
発行日
2008年3月31日
定価(税込)
2730円
内容
本学の18名の教員(内1名は現在、東京大学大学院准教授)によって執筆された、多元的な国際社会・文化へのユニークな入門書です。
人々の生き方や社会の多様な姿に、文化、思想、歴史、芸術など様々な面からのアプローチを試み、地球規模での価値感や歴史の多様性を多角的な側面から分析する。日本社会の内なる多様性と他者との共生への歩み方を探る。
「はじめに」より
「このように多様な社会と文化の状況、このような異文化間の交流、そして、このような他者と異文化にまつわる歴史によって国際社会が形成されてきたこと、現在も形成されていること、さらに、その中に暮らす私たちが学校の中でも、このような他者と異文化にまつわる問題に直面しながら、新しい共生への視点を探し求めていることを、多くの学生に、そして外国文化のなかで育った児童・生徒と日々接しておられる小学校・中学校の先生方に、共に考えていただけたらとおもいます。」

タイトル
『カナダのメディア・リテラシー教育』
著者
上杉嘉見[教員養成カリキュラム開発研究センター](著)
出版社
明石書店
ISBN
978-4-7503-2717-4
発行日
2008年2月 8日
定価(税込)
6510円
内容
私たちは,テレビや雑誌,広告といった様々なマスメディアに囲まれて生活しています。また,ショッピングモールやコーヒーショップも,現代社会にとって大きな意味を持つメディアです。こうした,生活環境そのものとなったメディアが,どのような立場から何を訴え,人々の価値観にいかなる影響を与えているのかを考え,自分自身とメディアの関係を冷静に見直すことを目指すのが,メディア・リテラシー教育です。これは,最終的には一人ひとりの世界に対する認識と関わり方を変えることにつながるかもしれません。
本書は,最も先進的と言われるカナダのメディア・リテラシー教育が,日本の学校教育に対して持つ意味を,イギリス発祥のメディア・リテラシー論の系譜も視野に収めつつ,明らかにしようとするものです。マスメディアの商業主義批判を軸に展開されるカナダのメディア・リテラシー教育が,読者に知的刺激と希望を与えるものとなるよう,切に願っています。

タイトル
『超級クラウン中日辞典』
著者
松岡榮志[アジア言語・文化研究分野教授](主幹)
錦昌・古川裕・樋口靖・白井啓介・代田智明 (著)
出版社
三省堂
ISBN
978-4-385-12188-8
発行日
2008年2月 1日
定価(税込)
6300円
内容
総項目数91,500(親字11,500、熟語80,000)
- ●親字には中国の通用字7,000字を完全収録。すべての親字に部首・画数・四角号碼などを表示
- ●現代の息吹をあざやかに伝える有力新聞3年分の全記事からなる中国語コーパスを活用
- ●中国政府認定の新語や政治・経済・医学・ITなどの術語が充実
- ●親字・見出し語に品詞を明示。(~儿)や(~的)で派生語を表示
- ●由来 参考 表現 用法 などの豊富な参考情報。「同義語」「反義語」も充実
- ●初学者にも使いやすい「音訓索引」「部首索引」「総画索引」
【超級クラウン中日辞典の内容】
[重要親字]使用頻度の高い重要親字は囲み記事で用法・豆知識などわかりやすく解説。
[日中小辞典]内容充実、意味の違いや句例も表示。
[多彩な付録]文化情報(映画、流行歌、京劇など)・発音解説・各種地図(行政区画、方言、歴史など)会話表現集・祝祭日一覧・レファレンス案内ほか。
[挿絵]人物・しぐさ・楽器・生活用具など中国の雰囲気を伝える挿絵を満載。

タイトル
『新編 学校の危機管理読本』
著者
養護教育講座 渡邉正樹(編著)
竹鼻ゆかり,鈴木琴子他(著)
出版社
教育開発研究所
ISBN
978-4-87380-975-5
発行日
2008年1月 1日
定価(税込)
2310円
内容
本書は,教職員が現在かかえている,あるいは今後出あう可能性がある様々な危機管理の課題も取り上げ,それらへの具体的な対策を提案する。
<第1章>「子どもと学校の危機,その現状と課題」では,子どもたちや学校を巻き込む事件・事故の実態とその原因を明らかにする。犯罪被害はもちろん,学校の管理下の災害,交通事故,自然災害,性行動など様々な問題を取り上げている。
<第2章>「危険回避と危機への備え」では,危機管理の最初の段階として,危険を早期に発見すること,危険をいち早く取り除くこと,そして危機発生を未然に防ぐという視点から,教職員らが身につけるべき危機管理の内容を示す。ここでは情報モラル教育,性教育,自殺防止などについても取り上げている。
<第3章>「危機発生時および事後対応」では,実際に危機発生時および危機発生後を想定して,教職員,保護者・地域住民,関係諸機関が取るべき対応を示す。事後の対応として重要な心のケアやマスコミへの対応についても取り上げている。
<第4章>「学校における危機管理の実際」では,学校に必要とされる危機管理体制や教職員が身につけるべき能力に焦点を当て,推進すべき危機管理の実際について紹介している。教職員への危機管理研修の内容・方法についても取り上げている。
<第5章>「教育委員会や関係機関・団体との連携」では,学校・教職員を支援する教育委員会や学外の関係機関の役割について紹介している。ここではICTの応用など危機管理に関わる最新の動向も取り上げている。