学生からのメッセージ

第2回

A類国際教育
学生からのメッセージ

学生からメッセージをもらいました

Message 1

4年 大竹 光 さん

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
これは、ユネスコ憲章前文の冒頭に書かれている言葉です。国際教育選修での4年間で、「平和のとりで」を自分自身に築くこと、そして子どもたちにどう築かせていくのかということを考えてきました。その中で、人間の「共通性」に着目することや、異なる考えをもつ相手を受け止める「受容性」、そして学校教育の中で「多様性」を大切にしていきたいと思う心が育ちました。
国際教育では、国内外問わず「仕方がない」「どうしようもない」と放置されてしまっている諸問題に対して、たとえその答えがなくても沢山議論を行います。話し合う時間、環境があると共に、様々なバックボーンをもち、留学や海外ボランティアなどの経験を積んだ仲間、そして自由な私たちを受け止めてくださる教授方が国際教育にはいます。
数年前まで、海外になんて縁がなかった地方に住む高校生が、この学科を選んだことによって、沢山の世界を見ることができました。4年生になった今でも、新しい発見や疑問が生まれる毎日で、もっともっと学びたいと思っています!
ぜひ皆さんも自分にとっての「国際教育」を考えてみませんか?

Message 2

3年 田口 貴和子 さん

国際教育選修の授業というと、海外からの留学生と共に学んだり、英語を使うものを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそのような機会もありますが、実際には海外とのつながりが直接的には見えないような授業もあります。私は幼い頃から海外に興味があり、日本とは異なる文化や言語に魅力を感じることが多かったのですが、大学での講義を受けたり、大学を通じて知ったボランティア活動に参加する中で、日本の教育の現状や、そこに内在する様々な課題にも目を向ける機会を得て、視野が広がりました。また、日本の文化を大切にしようという気持ちも強くなりました。
国際教育選修の学生は希望する進路も様々なので、教育を考える際の視点も、人によって大きく違います。同じ選修の中で、自分とは全く違う考えに出会うことができるところも魅力の1つだと思います。ちなみに私は、小学校の先生になりたいと考えています。小学校に「国際教育」という教科はありませんが、将来は教科の枠にこだわることなく、様々な授業の中で国際理解教育を実現したいです。

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